嗚呼、赤松さん。

来たる8月6日の日曜日、ヘアメイクアーティスト赤松絵利さんの著書「世界一シンプルなナチュラルメイクの教科書」の出版イベントに参加させていただくことになりました。

赤松さんといえば、蒼井優さん、綾瀬はるかさん、多部未華子さんなど、「ナチュラル美人」な女優のヘアメイクを手がけるスペシャリスト。当日は、彼女のナチュラルヘアメイク講座をはじめ、著名な美容ライターの方、コラムニストの方を交えてのトークセッションなど、ナチュラルビューティーと赤松ワールドを存分に堪能できる内容です。私もその輪に入れさせていただけることになりました。誠に恐縮です。
各分野で華々しいキャリアをお持ちの皆さんの輪の中に、一人だけ小物の私が入ります。小物なりにお役に立てられるよう尽力します。

赤松さんと私の出会いはかれこれもう10年以上前。ある女性アーティストのMV撮影で初めてご一緒させていただきました。そこから、事あるごとに現場でご一緒させていただくようになり、彼女の「透明感のあるナチュラルメイクの技」と、アーティストもスタッフも皆んな彼女のファンになってしまう、その「人心掌握術」に毎度毎度、感銘を受けたものでした。

彼女のメイクは驚くほど最小限。そして素材を最大限に引き出す。メイクどころか、面の美容に無頓着な私でも唸るくらい、彼女のナチュラルメイクセオリーは素晴らしい。
あるスチール撮影で、ほぼファンデーションを使わずにアーティストのメイクを仕上げたことがあったのですが、どうやったらその完成度になるの???と、素人の私には不思議で仕方なかったのを今でも覚えています。とにかく素材を活かす。また、その人の心身のコンディションを細部まで見抜いて仕事をする匠。

さて、今回、赤松さんの著書の出版イベントへの出演に、ご本人からお誘いいただいたのですが、これ、私にとって本当に不思議なご縁でありまして。

というのも、赤松さんとお仕事をさせていただくのは実に8年ぶり。それまで一切お会いしていなかったのです。

私はエンタメ界の仕事と少しずつ距離を置くようになっていたので、今までお仕事で関わってきた人たちの状況など全く把握していませんでした。同じように、現在私が何をやって生きているのか知らない人が大半だと思います。今年3月のLIM開業を機にSNSを介して自身の近況報告をし始めたものですから。それまでは、一切何も発信しないまま、身体ついて学んでおりました。
そのような状況の中、数ヶ月前に赤松さんがLIMのfacebookページを見つけて下さったことがキッカケで再会できました。

今回の一連の出来事で何が不思議なご縁かって、
私がエンタメ業界から距離を置いて、身体作りの仕事に転職したキッカケになったのは、なんと赤松さんのある一言でした。

今では笑い話、否、苦笑い話として処理できるようになりましたが、昔、ある大きなプロジェクトを仕切る役職に就任し、そのプレッシャーやストレスから心身ともに絶不調な時期がありました。
寝不足、偏った食生活、なんでもかんでも車移動。運動とは無縁な生活。
所持金は豊かだったが、心は貧乏。何やっても満たされない。
今振り返るとゾッとします。本当に。

まだ寒さも残っていた8年前の3月。あるロケ現場にて赤松さんとご一緒した時のこと。
心身ともに限界に近づいていた私の姿は、体型に現れていたのでしょう。

私の後ろ姿を改めて見た彼女。おそらく助言せずにはいられなかったのだと思います。
彼女がそっと私に近づいて、真顔で心配そうに、

「あやちゃん、後ろ姿が・・・老けた。大丈夫?」と。

あの目力の強い彼女の眼差しが鋭く突き刺さりました。そして、美を扱う専門家からの一撃にハッとしました。

後ろ姿は全てを語るのね。

 

バーニーズニューヨークで買った・・・

お洒落なはずの・・・

ハイブランドの・・・

ざっくりリブ編みニットカーディガンが・・・

カブトムシみたいなシルエットに映ったに違いない。

 

カーディガンに謝罪しました。

 

彼女の口から出た、説得力のある一言が、私の後の人生を変える大きなキッカケになり、

~圧倒的に話を掻い摘み~

現在、トレーナー、スタジオを営んでいる私が存在します。

 

この経緯を赤松さんご本人に話したことは今まで一度もありませんでした。
先日の打ち合わせの際、満を持してお話ししたら一切覚えていないとのことでした。

だよな。あはは。

 

とにかく、あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら、
私はいつまでもカブトムシシルエットのままだったんです。

現在の私は間違いなく存在しないのです。

そんな8年間のストーリーの産みの親に、たまたまLIMのfacebookページで私の現在の仕事を知っていただける機会があり、記念すべき彼女の著書の出版イベントにてボディメイク講師として招いてくださった。これは、私にとって、何と不思議なご縁であり、身に余る光栄であろうか。

この一連の流れを汲んで、今回のボディメイク講座は
「背中を整えるエクササイズとストレッチ」をテーマにお送することにしました。

後ろ姿を整えることが如何に大切か、あの時の教訓を噛み締めながら、丁寧にご指導しようと思っております。

楽しみです。

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